音程 1度から8度の説明、短い「はじめに」と「まとめ」付き
五線譜と鍵盤図から見る「音程」 (YouTube動画はこの記事のなかほど)
(内容) 音程についての説明を、1度ずつ1度から8度までを通して、動画にしてみました。五線譜と鍵盤図から見た「音程」の内容、になっております。1度から8度まで順次動画として流れます。
YouTube動画タイトル : 「音程 1度から8度 新長調シリーズ1 (Logic) 200」
[opening] 五線譜と鍵盤図から見る「音程」〜 はじめに
(o-0) 長調の3和音のことをしておりましたら、どうしても「音程」が必要と感じましたので、より道(遠回り)になりましたが、一旦、音程に進むことにしました。今回の動画などで音程が終わりましたら、次はまた、3和音の途中に戻る予定です。
(o-1) 音程とは? (Cメジャー・スケールを例とした長調で、『音程』を考える)
(o-2) 3和音などで、「ルート-3度-5度」といった関係や、「ダイアトニック・コード」および「和音記号(ディグリー・ネーム)」の把握というあたりでは『音程』が影響しています
(o-3) 今回の動画は、この「音程」を扱ってみたいと思います
(0-4) 音程(おんてい)とは、後述するように『2つの音のへだたり』をいいます
(0-5) 「(Cメジャー・スケール上の)ダイアトニック・コード(3和音)」「和音記号(ディグリー・ネーム)」などに出てくる「CやDm」と「IIImやVIm」などはおのおののコードがどのような種類のコードなのか、を調べた結果が反映されています
1度から8度まで。まずは、「1度」からです。
[A] 五線譜と鍵盤図から見る「音程」〜 1度
(a-1) 同じ高さの音が並んでたら、これは『同じ音同士』ですから、音のへただりはありません。 これが「1度」。「同音」、「ユニゾン(unison)」とも言います。 より正確には、『五線譜上での同じ表記のもの』を『完全1度』と言います
[B] 2度
(b-1) ここからは、『五線譜』上は同じに見える「2つの音のへだたり」が位置によっては、それが正確に言えば「同じ音程の名前ではない」ということを『鍵盤図』で確認していきます、つまり「全音」と「半音」の数がどうなっているかを鍵盤図の白鍵と黒鍵の位置などから見ていきます。五線譜で音程の「数はいくつか(例: 2度ある)」を見て、それが鍵盤図から「音程の名前が何であるか(例: 長2度)」を見ます。
(b-2) ①例あ ①C(ド)-D(レ) : 2つの音のへだたりは、五線譜で2度になってて、鍵盤図でみると、全音1つですので「長2度」になります。 ②例い E(ミ)-F(ファ)): 2つの音のへだたりは五線譜で2度になってて鍵盤図でみると、半音1つですので「短2度」になります ③ 例う C(ド)-D♭(レ♭)) : 2つの音のへだたりは 五線譜で2度になってて鍵盤図でみると、半音1つですので「短2度」になります。 2度は、全音か半音かで2つあります。「長2度 (全音x1)」と「短2度 (半音x1)」です。
(b-3) 2度は、全音か半音かで2つあります。「長2度 (全音x1)」と「短2度 (半音x1)」です。
[C] 3度
以下、動画の中では、いくつか例をあげて五線譜と鍵盤図で「全音と半音の数」を数えていく手順を繰り返しておりますので、例は画像だけにいたしまして、結果のみ書いておきます。
(c-3) 3度は「全音と半音の数の関係」で2種類、「長3度(全音x2=2全音)」と「短3度(全音+半音)」があります。
[D] 4度
(d-4) 4度も「完全4度(2全音+半音)」と「増4度(3全音)(トライトーン)」の2種類。
[E] 5度
(e-5) 5度は『減5度(3全音=トライトーン)」、「完全5度(3全音+半音)」、「増5度(4全音)」と3つあります。 この3つの中で、最初の『減5度(3全音=トライトーン)」は、1つ前の4度の「増4度(3全音=トライトーン)」と、名前はちがうけれども音程は同じ(両方とも3全音=トライトーンです)という意味で、これを『異名同音程(いみょうどうおんてい)』と言います。
[F] 6度
(f-6) 6度は「長6度(4全音+半音)」と「短6度(4全音)」の2つがあります。 このうちで、「短6度(4全音)」は、1つ前の5度の「増5度(4全音)」と、これもまた2つとも「4全音」なので『異名同音程(いみょうどうおんてい)』となっています。
[G] 7度
(g-8) 7度は「長7度(5全音+半音)」と「短7度(5全音)」の2つがあります。
[H] 8度
(g 8度) 8度は、「完全8度(6全音)」で「オクターヴ(octave)」とも言います。
[closing] まとめ
(まとめ〜以上で1から8度まで1つずつ進めてきました) 「完全、短、長、増、減」がつくなどいろいろなものがありました。1度の時に出てきたのは「完全1度」、つまり、同じ音(同音)の場合は「ユニゾン(unison)」。これに対して「完全8度」は、「オクターヴ(octave)」とも呼ばれています。 この動画では主に「全音」と「半音」の数がどうなっているか、を鍵盤図を利用して五線譜とともに見てきました。長調でCメジャーを例にして。 鍵盤図で見る限りは、音程は「白鍵や黒鍵が並ぶ」中で、「E(ミ)とF(ファ)と B(シ)とC(ド)」の間が半音」という部分がどうやら影響を与えているようです。
今回の動画で使った、画像3枚(全音、半音、鍵盤図上の2つの半音のところ)
続きは次回です!
[3] その他、参照など
動画のBGMは 今回は、Logic Pro XからのMP3ではなく、動画編集アプリVLLOの標準musicを使いました。
----- 参考文献 について ------
①⓪⓪ 参考文献はいつものとおり、以下の3冊です。
(a) 「プロの曲作りが分かる本 (CD付き) (マニュアル・オブ・エラーズ 著 (株)リットーミュージック )」執筆は主に、谷口尚久、Nagie、山口優、蒲池愛、藤本功一、永田太郎、の各氏。
(b) 「大人のためのコードのしくみ」(五代香蘭 著 (株)ケイ・エム・ピー )
(c) 「大人のための作曲入門本(CD付き)」(友寄隆哉 著 (株)リットーミュージック )
以上です。