シャープ(♯)がつく編
新長調シリーズ 7
(この記事には、YouTube動画があります)
(内容) いろいろな長調 シャープ(♯)がつくものをいくつか、まとめてみました
この記事には、YouTube動画があります
YouTube動画タイトル : 「いろいろな長調 シャープ(♯)がつく編 (新長調シリーズ 7) (Logic) 208」
この動画のBGM
なお (BGMは、「YouTube オーディオライブラリー」の曲の中で「帰属表示が不要」なものからピックアップしていくつか利用しています(YouTube オーディオライブラリーのYouTube Studioから「エディター」を使って設定できます)。
今回の動画で使用した「YouTubeオーディオライブラリー」の曲(すべて帰属表示が不要) : 「Straight Fuse」、「Positive Fuse」、「Tropic Fuse」、「Guitar House」、「Moons」、「Ocean View」などです。(動画の長さにより使ったり使わなかったりする曲があります)
まずは「Cメジャー・スケール」でそのパターンの基礎を確認
「Cメジャー・スケール」はシャープ(♯)もフラット(♭)も何もついていない、しかも鍵盤図では「すべて白鍵」という長調の基本になっています。 (4)そこで まず「Cメジャー・スケール」でそのパターンの基礎を確認してそこから次のステップという進み方になります
[3] その他、参照など

(動画の内容)(1)前回(206)でCメジャー・スケールを前提にして「副和音とコード進行」をみてまいりました (2)今回は「シャープ(♯)」が付くいろいろなメジャー・スケールの長調の音階を見ます。(3)「Cメジャー・スケール」はシャープ(♯)もフラット(♭)も何もついていない、しかも鍵盤図では「すべて白鍵」という長調の基本になっています。 (4)そこで まず「Cメジャー・スケール」でそのパターンの基礎を確認してそこから次のステップという進み方になります (5)Cメジャー・スケールで見る長調にはいくつかポイントがありました。まとめますと・・・ (6) (ポイント1) 音程の「全音」と「半音」 (ポイント2) 音程の「全音」と「半音」の組み合わせでは 「全・全・半・全・全・全・半 」となっている。 (ポイント3)1オクターヴ(octabe)中の 第7音(ディグリー・ネーム 和音記号VII)に 「導音(リーディング・トーン、leading tone)」という特性概念がある (7)それでは、それらポイントをいくつか(復習になりまして恐縮ですが)みていきます (8)(ポイント1) 音程の「全音」と「半音」 1オクターヴを12等分したものを「半音」といい、その「半音x2」が「全音」です (9)(ポイント2) 1オクターブの音階は、半音ずつ区切ると、全部で 12音階(白鍵、黒鍵あわせて)で「(移動ドでいうドからはじめて)全・全・半・全・全・全・半」となります (10)(ポイント3) 「導音(リーディング・トーン、leading tone)」とは、 その音階でトニック(T)から始まって、1つずつ階段をのぼっていくように音を重ねていった時、 第7音(ディグリー・ネーム 和音記号VII)からついには1オクターヴ(octabe)上のトニック(T)に あがるという時がきます この時「トニック(T)に対して『半音下から上がる」という特性で、かつ、「主音(トニック)」に強くひかれる」のが「リーディング・トーン(導音)」です (11)「シャープ(♯)もフラット(♭)」もつかない「Cメジャー・スケール」での 「長調の隣同士の音の関係パターン」は 『全全半全全全半』 というルールで、これはキーが変わってもそのまま適用できる基本ですので、これをこの動画の1つの柱として使います。 (12) さらに今回の動画では、特にこれにはふれていませんが書き加えておきます (ポイント4) 「固定ド」と「移動ド」について 「Cの音」はどんなキー(key、調)においても「ドの音」という考え方が「固定ド唱法」 これに対して 「移動ド唱法」と言うのは、たとえキー(key、調)が変わっても音の高さに関係なく、そのキーの主音(第1音、「ディグリー・ネーム(和音記号)でI」、「スケール(音階)の出発点にあたる音」、トニック)を「ド」と言う方法です (13) それでは以上のポイントを使いながら、長調のキー(key、調べ)と「シャープ(♯)」の数の増加というような内容の動画へと進みます 基本のトニック(T)が Cから始まって「完全5度上(3全音+半音1つ)」のトニック(T)へと1階段ずつあげていく都度に「シャープ(♯)」の数が増えていくという内容です。 出てくる長調は、Cから順番に「G、D、A、E、B、F♯」です。 パターンは同じですので、「説明欄」上では最初の5つは、Bを代表としまして、ちょっとちがう感じがするのは「最初から「シャープ(♯)」がついてる「F♯」ですのでそれを最後に書きます。 詳細につきましては動画をご参照ください。 (Bメジャー・スケールの場合) トニック(T)はB (「固定ド」でシ、「移動ド」ではド) (1) Bと「C」は半音なので黒鍵で半音+して全音へ「C#」 (2) C#と「D」は半音なので黒鍵で半音+して全音へ「D#」 (3) D#と「E」は半音でok (4) Eと「F」は 半音なので黒鍵で半音+して全音へ「F#」 (5) F#と「G」は半音なので黒鍵で半音+して全音へ「G#」 (6) G#と「A」は半音なので黒鍵で半音+して全音へ「A#」 (7) A#から「B」に行くのは導音「leading tone」で半音でそのままでok (以上、鍵盤図と五線譜で見てきたように) CとDとFとGとAに「シャープ(♯)」が付きまして 「Bメジャー・スケール」 では「シャープ(♯)」が5つです (F♯メジャー・スケール) 「シャープ(♯)」が付くいろいろなメジャー・スケールの6つめは 最後になりましたがF♯メジャー・スケールです トニック(T)にいきなり「シャープ(♯)」がついているので書いておきます (1) Bメジャー・スケールのトニック(T)の「B」から考えて Bの完全5度上(3全音+半音1つ)の「F♯」をトニック(T)とする長調、F♯メジャー・スケールです (4) 完全5度の音程とは「3全音+1半音」の間をしめします まず鍵盤図から見ていきます ——ポイントは 「長調の隣同士の音の関係パターン」である「全全半全全全半」かどうか チェックしつつ進めます トニック(T)はF♯(「固定ド」でファ♯、「移動ド」ではド) (1) F♯と「G」は半音なので黒鍵で半音+して全音へ「G#」 (2) G#と「A」は半音なので黒鍵で半音+して全音へ「A#」 (3) A#と「B」は半音でok (4) Bと「C」は半音なので黒鍵で半音+して全音へ「C#」 (5) C#と「D」は半音なので黒鍵で半音+して全音へ「D#」 (6) D#と「E」は半音なので黒鍵で半音+して全音へ「E#」 (7) E♯から1オクターヴ(octabe)上の「F♯」に行くのは 導音「leading tone」で半音でそのままでok (以上、鍵盤図と五線譜で見てきたように) トニック(T)のF♯とGとAとCとDとEに「シャープ(♯)」が 付いて 「F♯メジャー・スケール」では「シャープ(♯)」が6つです 以上で 「シャープ(♯)」が付くいろいろなメジャー・スケールは終わりです
次回は、長調の続きですが 「フラット(♭)」が付くいろいろなメジャー・スケールを予定しております(2023年予定)
参考文献 について
①⓪⓪ 参考文献はいつものとおり、以下の3冊です。コード進行は特に難しくてお世話になっております。本当にありがとうございます。
(a) 「プロの曲作りが分かる本 (CD付き) (マニュアル・オブ・エラーズ 著 (株)リットーミュージック )」執筆は主に、谷口尚久、Nagie、山口優、蒲池愛、藤本功一、永田太郎、の各氏。
(b) 「大人のためのコードのしくみ」(五代香蘭 著 (株)ケイ・エム・ピー )
(b-2) 「これならわかる! ! 大人のための コードのドリル【改訂版 】解答付」(五代香蘭 著 (株)ケイ・エム・ピー 改訂版 (2021/5/24))
(c) 「大人のための作曲入門本(CD付き)」(友寄隆哉 著 (株)リットーミュージック )
続きは次回です!
以上です。