打ち込みとオーディオ編集
「DAW時代の音楽制作テクニック」と帯に書かれた、おおよそ6人の執筆陣が描く曲作りの本 a
① 楽曲を作る時に、何か『有効な手かがり(本書の「はじめに」にある言葉)』を求めていろいろ情報を集めることもあるでしょう。そういった時に、初心者には結構むずかしいけれど、いろいろと『やがてぶつかるであろう何か』に対処する将来においても、その「手がかり」になりそうなことが、幅広い範囲でじつに「網羅(もうら)している」という言葉がぴったりな本です。ですので、Apple社のアプリで言えば、『GarageBand』でも『Logic Pro X』でも学習を始めたい人には、「コツ」みたいな、先人の知恵みたいな、コツをまとめたようなことが書いてある本(本書「はじめに」から)です。
② というわけで、わずか220ページあまりの本なのですが、両開きで1つのテーマの1つの項目みたいに細分化されてはいるけど、実際には分厚い本なみの画像やアニメなどもちゃんと散りばめた厚くて深い内容になっていて、かといって、圧巻の内容なのに心軽く読めるので、自分でそこからまとめていって「基礎テクニックが身につき、きっかけがつかめればいい」と考えて読んでおります。
③ 特に面白いのは、ジェットコースターの絵の載った「楽曲構成」の話、「コードと和音」の話、「キャッチー、グルーブ」といった概念の話、「打ち込みテクニック」などなどです。「作曲家+編集家+エンジニアが指南!」というサブタイトルどおりです。
④ 分野は、「作曲」、「音楽理論」、「編曲」、「ミキシング」、「ボーカルダィレクション」を含む音楽全般。執筆しているのは主に、谷口尚久、Nagie、山口優、蒲池愛、藤本功一、永田太郎、の各氏。
⑤ 「プロの曲作りが分かる本 (CD付き)」(マニュアル・オブ・エラーズ 著 (株)リットーミュージック )
では!