「フラット(♭)」がつく編
新長調シリーズ 8
(この記事には、YouTube動画があります)
(内容) いろいろな長調 「フラット(♭)」がつくものをいくつか、まとめてみました
この記事には、YouTube動画があります
YouTube動画タイトル : 「いろいろな長調 フラット(♭)がつく編 (新長調シリーズ 8) (Logic) 209」
この動画のBGM
なお (BGMは、「YouTube オーディオライブラリー」の曲の中で「帰属表示が不要」なものからピックアップしていくつか利用しています(YouTube オーディオライブラリーのYouTube Studioから「エディター」を使って設定できます)。
今回の動画で使用した「YouTubeオーディオライブラリー」の曲(すべて帰属表示が不要) : 「Straight Fuse」、「Positive Fuse」、「Tropic Fuse」、「Guitar House」、「Moons」、「Ocean View」、「Digital Ghost」などです。(動画の長さにより使ったり使わなかったりする曲があります)
まずは「Cメジャー・スケール」でそのパターンの基礎を確認
「Cメジャー・スケール」はシャープ(♯)もフラット(♭)も何もついていない、しかも鍵盤図では「すべて白鍵」という長調の基本になっています。 (4)そこで まず「Cメジャー・スケール」でそのパターンの基礎を確認してそこから次のステップという進み方になります
[3] その他、参照など
(動画の内容) (動画の最初にはシャープ系画像が連続して出ます) 前回(208)で「シャープ♯」が付くいろいろなメジャー・スケールの長調の音階を見ました 今回は、同様に「フラット(♭)」が付くいろいろなメジャー・スケールの長調の音階についてです (ポイント1) 音程の「全音」と「半音」1オクターヴを12等分したものを「半音」といい、その「半音x2」が「全音」です (ポイント2) 1オクターブの音階は、半音ずつ区切ると、全部で 12音階(白鍵、黒鍵あわせて)で「(ドからはじめて)全・全・半・全・全・全・半」となります (ポイント3) 「導音(リーディング・トーン、leading tone)」とは、 その音階でトニック(T)から始まって、1つずつ階段をのぼっていくように 音を重ねていった時、第7音(ディグリー・ネーム 和音記号VII)からついには1オクターヴ(octabe)上のトニック(T)にあがるという時がきます この時「トニック(T)に対して「半音下から上がる」という特性で かつ「主音(トニック)」に強くひかれる」のが「リーディング・トーン(導音)」です (1) 「長調の隣同士の音の関係パターン」は「全全半全全全半」というルールでこれはキーが変わってもそのまま適用できる基本ですので、これをこの動画の1つの柱として使います。 (ポイント4) 「固定ド」と「移動ド」について 「Cの音」はどんなキー(key、調)においても「ドの音」という考え方が「固定ド唱法」 これに対して 「移動ド唱法」と言うのはたとえキー(key、調)が変わっても音の高さに関係なく、そのキーの主音(第1音、「ディグリー・ネーム(和音記号)で I」、「スケール(音階)の出発点にあたる音」、トニック)を「ド」と言う方法です 動画の中での表示では「移動ド」を使っています。従って、トニック(T)は「ド」であり「ドレミファソラシド」と上がっていくように書いてあります (2)それでは以上のポイントを使いながら、長調のキー(key、調べ)と「フラット(♭)」の数の増加というような内容の動画へと進みます (3)基本のトニック(T)が Cから始まって「完全5度下(3全音+半音1つ)」のトニック(T)へと1階段ずつさがっていく都度に「フラット(♭)」の数が増えていくという内容です(別の表現では「完全4度ずつあがっていく」です) (4)出てくる長調は、Cから順に完全5度下で「F→B♭→E♭→ A♭→ D♭→ G♭」と出てきます(円形の頂点から左周り 、反時計周りに回っていきます)。 (5)ちなみに、最後(円形のCと対極の位置)に出てくる「G♭メジャー・スケール」は、「シャープ(♯)」のところの最後で出てきた「F♯メジャー・スケール」と音は全く同じ、「シャープ(♯)とフラット(♭)」の数も同じだけど、見た目がちょっとちが〜うと言う感じです、ということで画像上では最後横に並びます (6)前回の「シャープ(♯)」系の時と同様な方法、つまり、鍵盤図と五線譜で「長調の隣同士の音の関係パターン」は『全全半全全全半』になっているという観点からまとめてあります (7)最初の方にも書きましたが「G♭メジャー・スケール」は「F♯メジャー・スケール」と音は全く同じで(楽譜の見た目はちがいますが)「シャープ(♯)とフラット(♭)」の数も同じです よって、ここだけは図は2つ並べました (8)詳細につきましては動画をご参照ください。 (a)1 つ目は 「Fメジャー・スケール」です 「Fメジャー・スケール」では 「フラット(♭)」が1つつきます (b)2つ目は 「B♭メジャー・スケール」です 「B♭メジャー・スケール」では 「フラット(♭)」が2つ (c)3つ目は 「E♭メジャー・スケール」です 「E♭メジャー・スケール」では 「フラット(♭)」が3つ (d)4つ目は「 A♭メジャー・スケール」です A♭メジャー・スケール」では 「フラット(♭)」が4つ (e)5つ目は「 D♭メジャー・スケール」です 「 D♭メジャー・スケール」では 「フラット(♭)」が5つ (f)6つ目は「G♭メジャー・スケール」です 「G♭メジャー・スケール」では 「フラット(♭)」が6つ なお、BGMはYouTubeオーディオライブラリーですべて「 帰属表示が不要 」を選択しています。 曲名としては 「Straight Fuse」、「Positive Fuse」、「Tropic Fuse」、「Guitar House」、「Moons」、「Ocean View」、「Digital Ghost」などです。(動画の長さにより使ったり使わなかったりする曲があります) したがって、今回はLogic Pro Xでの演奏はありません。
ちなみに、前回(208)の「シャープ(♯)」系の時の図(すなわち、円形の頂点のCから時計周りで完全5度ずつトニックをあげていった時の図)
今回あつかった、いろいろな長調の、鍵盤図と五線譜。
(1)1 つ目は 「Fメジャー・スケール」です「Fメジャー・スケール」では「フラット(♭)」が1つつきます
(2)2つ目は 「B♭メジャー・スケール」です「B♭メジャー・スケール」では「フラット(♭)」が2つ
(3)3つ目は 「E♭メジャー・スケール」です「E♭メジャー・スケール」では「フラット(♭)」が3つ
(4)4つ目は「 A♭メジャー・スケール」ですA♭メジャー・スケール」では「フラット(♭)」が4つ
(5)5つ目は「 D♭メジャー・スケール」です「 D♭メジャー・スケール」では「フラット(♭)」が5つ
(6)6つ目は「G♭メジャー・スケール」です「G♭メジャー・スケール」では「フラット(♭)」が6つ。なお上述しましたように、「G♭メジャー・スケール」は「F♯メジャー・スケール」と音は全く同じで(楽譜の見た目はちがいますが)「シャープ(♯)とフラット(♭)」の数も同じです よって、ここだけは図は2つ並べました
続きは次回です!
参考文献 について
①⓪⓪ 参考文献はいつものとおり、以下の3冊です。コード進行は特に難しくてお世話になっております。本当にありがとうございます。
(a) 「プロの曲作りが分かる本 (CD付き) (マニュアル・オブ・エラーズ 著 (株)リットーミュージック )」執筆は主に、谷口尚久、Nagie、山口優、蒲池愛、藤本功一、永田太郎、の各氏。
(b) 「大人のためのコードのしくみ」(五代香蘭 著 (株)ケイ・エム・ピー )
(b-2) 「これならわかる! ! 大人のための コードのドリル【改訂版 】解答付」(五代香蘭 著 (株)ケイ・エム・ピー 改訂版 (2021/5/24))
(c) 「大人のための作曲入門本(CD付き)」(友寄隆哉 著 (株)リットーミュージック )
続きは次回です!
以上です。