ステップシーケンサー(2)
[A] 簡単な練習用の楽曲を『ステップシーケンサー』を使って作る 〜 最小構成を作る (第2弾)
YouTube動画タイトル : 実践 ステップシーケンサー(3) 最小構成を作る(2) Logic Pro X (38)
今回使用した[YouTubeオーディオライブラリー]の曲 : 「Moons」 (帰属表示が不要) そしてプラス、 動画の最後にはここで打ち込んだ音を「MP3」(音量にご注意ください)として入れてあります。
[B] 『ステップシーケンサー』を使う
① Logic Pro Xには、いろいろなボタンやアイコンがあって、とってもややこしいですよね。この記事と動画が、皆様の操作の何かのヒントになればうれしいです。
[C] 実践『ステップシーケンサー』基本設定 (1) 「キー・テンポ・拍子」 (2) 「Drummer」を通常通り入れておく (Drummerの人選以外、前回と同じなので、次の[D]へ行ってもokです)
②-1 前回同様に実際に、主に『ステップシーケンサー』の機能を使って、練習用とはいえ、楽曲の最小構成を作ってみたいと思います。作り方のうち、「最初の基本設定(キー・テンポ・拍子)」や「誰でもいいからDrummerを少なくとも1人入れておく」、あたりは前回動画を見てください。
②-2 いつものように、まずは、「キー・テンポ・拍子」を決めます。ここでは、[キー: cメジャー、テンポ: 110、 拍子: 4/4] としておきます(実際は、自由に任意に決められます、例: Am ,126, 3/4など)。
②-3ということで、[Drummer]の中から「ジャンル : Electronic」→[ドラマー担当の人の名前 : Magnus(マグナス) - Big Room EDM(ドラマーの主な音楽ジャンルのタイプ)]、さらに、画面右下の「あらかじめ録音されている[ビートプリセット]、右半分には操作している楽器の位置のまる印と自分で変更するための楽器そのものがいろいろ配置されています」の中から1つ選択[ここでは、[ビートプリセット : Glowstick ]を選択]します。選択した結果は次にでます。
②-4 この[この画像の場合、After Party]のトラックヘッダの右側の空いている空間(ワークスペース)上で、「右クリック」すると、ポップアップメニューが表示されるので、いつもの[MIDIリージョンを作成]のすぐ下にある[パターンリージョンを作成]を選択してクリックします。すると、[パターンリージョン]ができて、さらに、画面右下の[ ピアノロール]の領域のところの3番目の [ステップシーケンサー]となって、格子状の升目(ますめ)が表示されます。
[D] 今回の実践は、「ドラム」をステップシーケンサーでより詳しく
③ 一応、今回も1人[Drummer]を選択しております。通常のリージョン作成ですが、人が毎回変わっても、同じ人でもいいのです。安心して次のステップの「ドラム」をセットでき、こちらでパートごとに『ステップシーケンサー』をしようとしています。
④ キック(バスドラム、Kick)、スネアドラム(Snare)、ハイハットシンバル(2枚組、Hi-Hat Closed , Open)、拍手(Clap)の各パート毎に『ステップシーケンサー』で打ち込みを入力していきます。ライド(トップ)シンバルなどは今回は省略させていただきました。
⑤ Logic Pro X側では、[ソフトウェア音源]から[ライブラリ] → [Electronic Drum Kit ]そして→[Roland TR-909]を選びまして、上述のとおり、[右クリック]→[パターンリージョンを作成]で、格子状の升目(ますめ)が表示されたら、各パートの[横のライン(いわゆる行にあたる)に、クリックして入れて(オンになります)いきます。取り消しなどはもう一度クリックすれば消えます(オフになります)。
⑥ という感じで、1つのパートとしての横の行を1つずつ入力します。今回は16ステップのままにしてあります(緑色の囲み円の、画面右上の選択のところ)。好みで変えていいところです。後の詳細設定(主に画面左側の領域あたり)は今回は省略してシンプルにしてあります。
[E] 順番に入れていく。
⑦ 入力するのは、今回もやはりダンス系のを参考にしましたが、少し変えました。根拠があるかと言われると残念ながら直感としてだけで他意はございません。動画も参考にしてください。
⑧-1 まず、上の画像のようにキック(バスドラム、Kick)を[Kick 2 ]の行(いわばサブトラック)に4つ入力します([Kick1でもokです]、今回はたまたまKick2に入れました)。
⑧-2 つづいて、 スネアドラム(Snare)も、[Snare 2]の行に4つ入れました。3つめと4つめは並べています。
⑧-3 さらに、ハイハットシンバル(2枚組、Hi-Hat Closed , Open)は、上の画像のように[Hi-Hat Closed ]を5つ、[Hi-Hat Open]に4つ入力しました。
⑧-4 最後に、拍手(Clap)は、[Clap 2]の行の1番右端へ、1つ入力しています。
⑨ 全部合わせて上の画像のように入力しています。
⑩ 今回は[YouTubeオーディオライブラリー]の曲: 11/29設定しました→今回使用した[YouTubeオーディオライブラリー]の曲 : 「Moons」 (帰属表示が不要) そしてプラス、 動画の最後にはここで打ち込んだ音を「MP3」(音量にご注意ください)として入れてあります。
ほぼYouTube動画の流れの記事になっております。続きは次回です。
----- 参考文献 について ------
㊺ 参考文献はいつものとおり、以下の3冊です。コード進行は特に難しくてお世話になっております。本当にありがとうございます。
(a) 「プロの曲作りが分かる本 (CD付き) (マニュアル・オブ・エラーズ 著 (株)リットーミュージック )」執筆されているのは主に、谷口尚久、Nagie、山口優、蒲池愛、藤本功一、永田太郎、の各氏。
(b) 「大人のためのコードのしくみ」(五代香蘭 著 (株)ケイ・エム・ピー )
(c) 「大人のための作曲入門本(CD付き)」(友寄隆哉 著 (株)リットーミュージック )